こどもNISA開始までに今からできる教育資金の準備|2027年まで待たずに動く方法

「こどもNISAが2027年に始まるとしたら、それまでの間はどうすればいいの?」「今すぐできることはある?」「こどもNISAを待ちながら何もしないのは損をしている気がする…」

こどもNISA(こども支援NISA)は、2026年6月現在まだ正式に施行されていない案の段階です。 2026年度税制改正大綱に盛り込まれた内容として、2027年開始が見込まれています。

この記事では、こどもNISAが始まるまでの間に「今からできる教育資金の準備」を整理します。

重要:本記事に記載するこどもNISAの内容は2026年6月現在の見込みに基づいています。現時点の見込みであり、正式発表前に内容が変更になる可能性があります。また投資には元本割れリスクがあります。

目次

この記事でわかること

  • こどもNISAが始まるまでの間に何ができるか
  • 親名義の新NISAを先に始めることのメリット
  • 児童手当の管理方法(今から作る習慣)
  • ジュニアNISA(2023年末廃止)との整理
  • こどもNISAが始まったらすぐ動ける準備

結論:こどもNISAを待ちながら何もしないのが最も機会損失。今すぐ「親の新NISA」を始め、児童手当は別口座に保管する習慣を作ることが最優先


前提整理:今(2026年)できることとできないこと

制度 現在の状況 今できること
成人向け新NISA 2024年から施行済み・運用中 今すぐ口座開設・積立開始できる
ジュニアNISA 2023年末で廃止・新規投資不可 既存口座の継続運用のみ(新規不可)
こどもNISA 2026年6月現在・未施行の案 口座開設・積立はまだできない

ジュニアNISAは2023年末に廃止された旧制度です。現在は新規投資ができません。こどもNISA(「こども支援NISA」)は、ジュニアNISAを引き継ぐ新制度案として検討されていますが、2026年6月現在はまだ制度として施行されていないため、口座開設も積立もできません。


今からできる準備1:親の新NISAを始める

「こどもNISAが始まってから動こう」は機会損失

こどもNISAが2027年に始まるとして、2026年現在から約1年間。この間、何もしないことは投資の複利効果を1年分逃すことになります。

親の新NISAを今すぐ始めることで:

  • 1年分の複利が積み上がる
  • 投資習慣が身につき、こどもNISA開始時にスムーズに追加できる
  • 万が一こどもNISAの制度開始が遅れても、自分の資産形成は着実に進む

親の新NISAで教育費を積立てることも選択肢

こどもNISAが始まるまでの間、親の新NISA(特につみたて投資枠)で教育費積立用のポジションを作ることができます。こどもNISAが始まったら、こどもNISAへの積立を開始し、親の新NISAでの教育費積立分は老後資金として継続するという組み合わせが考えられます。

時期 行動
2026年中(今すぐ) 親の新NISA開設・積立開始
2027年(こどもNISA開始見込み) こどもNISA口座開設・積立開始
2027年以降 親の新NISA+こどもNISAの同時運用

こどもNISAより親の新NISAを優先すべき理由」では、優先順位の考え方を詳しく解説しています。



今からできる準備2:児童手当の管理習慣を作る

児童手当は「子供専用口座」に振り込む

こどもNISAが始まれば、児童手当をそのままこどもNISAに入れることが理想的です。しかし今はまだこどもNISAで積立てられないため、まずは「子供専用口座」を作って児童手当を分けて管理することから始められます。

今すぐできる児童手当の管理方法:

  1. 子供名義の普通預金口座を開設(ゆうちょ・ネット銀行など)
  2. 児童手当の振込先を子供専用口座に変更(または毎月自動振替を設定)
  3. 生活費・日用品費と完全に分けて管理する

この習慣を今から作っておくことで、こどもNISAが始まった時に「口座にある分を移すだけ」の状態になります。

2027年までに貯まる児童手当の目安

子供の年齢(2026年) 2027年までに受け取る児童手当(第1子・概算)
0歳 12〜18万円(月1〜1.5万円×12ヶ月)
3歳 12万円(月1万円×12ヶ月)
10歳 12万円(月1万円×12ヶ月)

こどもNISA×児童手当の積立シミュレーション」では、児童手当をこどもNISAに入れた場合の長期シミュレーションを解説しています。


今からできる準備3:金融機関の選定を事前に考える

どの金融機関でこどもNISAを開設するか考えておく

こどもNISAが正式施行された際には、対応する金融機関でこどもNISA口座を開設する手続きが必要になると見込まれます。どの金融機関にするかを事前に考えておくことで、開始直後にすぐ動けます。

こどもNISAは「つみたて投資枠と同様の商品が対象になる方向」と案が検討されています。インデックスファンド(全世界株式・S&P500など)を積立てることを想定した金融機関選びが考えられます。

金融機関選びの主な観点:

  • 取り扱い商品の充実度:低コストインデックスファンドが揃っているか
  • 積立の設定しやすさ:スマホ・PCから簡単に操作できるか
  • 親の口座と同じ金融機関か:親の新NISAと同じ金融機関の方が管理しやすい場合もある

すでに親の新NISAを持っている場合

親の新NISAと同じ金融機関でこどもNISAも開設できると、家族全体の資産管理がしやすくなる可能性があります。ただし、現時点では正式な対応金融機関・手続き方法は未確定なため、正式施行後に各金融機関の案内を確認することが必要です。



今からできる準備4:教育費の「目標金額」を設定する

いくら必要かを先に把握しておく

こどもNISAを活用する目的は「子供の教育資金を準備すること」です。いくら必要かの目標がないと、どのくらい積立てればよいかわかりません。

子供の進路別の費用目安(4年間・概算):

進路 費用目安(4年間) 備考
国立大学(自宅通学) 約250〜280万円 授業料・入学金・教材費等
私立文系大学(自宅通学) 約400〜550万円 授業料・入学金・教材費等
私立理系大学(自宅通学) 約500〜680万円 授業料・入学金・教材費等
私立大学(下宿・一人暮らし) 上記+約100〜150万円 家賃・生活費等を加算

※文部科学省調査をもとにした概算。実際の費用は学校・地域により異なります。

目標金額の設定は「将来の進路をすべて決める」ことではなく、「とりあえず国立大学相当(約250〜280万円)を目標に積立て始め、進路に応じて増額する」という考え方でも充分です。

こどもNISAで「いつ・いくら引き出すか」の計画を立てる

こどもNISAは12歳から条件付きで引き出しができる見込みです。大学入学(18歳)の前に引き出す場合、何年生の時にいくら使うかを大まかに考えておくと、積立計画が立てやすくなります。

こどもNISAは12歳から引き出し可能?教育費への活用と注意点」では、引き出しの条件と活用シーンを解説しています。


よくある疑問

Q:ジュニアNISAを持っている場合、こどもNISAに乗り換えられますか?

ジュニアNISAは2023年末で廃止(新規投資不可)となりましたが、既存の資産は引き続き非課税で保有・運用できます。こどもNISA開始後に既存のジュニアNISAの資産をこどもNISAへ移管できるかどうかは、現時点では未確定です。正式施行後の公式情報を確認してください。

こどもNISAとジュニアNISAの違い」では、両制度の違いを詳しく解説しています。

Q:今子供が何歳でも準備を始める意味がありますか?

はい。子供が何歳であっても、まず親の新NISAを始めることに損はありません。子供が15歳の場合でも、こどもNISAに積立てられる期間は3年弱(2027〜17歳まで)あるため、少額でも始める意味があります。

Q:教育費は全額こどもNISAで準備しなくてもいいですか?

はい。教育費の全額をこどもNISAでまかなう必要はありません。大学の奨学金・教育ローン・貯金の活用との組み合わせも選択肢です。年収400万円台では、「こどもNISAで一部を非課税で準備し、不足分は他で補う」という現実的な設計でも充分です。

Q:今すぐ親名義の新NISAを開設するにはどうすればいいですか?

SBI証券・楽天証券・マネックス証券などのネット証券でオンライン手続きが可能です。最短数日で口座開設できます。詳細は各金融機関の公式サイトをご確認ください。



まとめ

こどもNISA開始(2027年・見込み)までに今からできる準備についてまとめます。

  1. 今すぐ親の新NISAを始める:こどもNISA待ちの間も複利を積み上げられる
  2. 児童手当を子供専用口座に分けて管理する:こどもNISA開始時にすぐ移せる体制を作る
  3. 金融機関の選定を事前に考える:正式施行後にすぐ開設できるよう準備する
  4. 教育費の目標金額を決める:「いくら必要か」を先に把握しておく
  5. ジュニアNISA(廃止済み)との混同を整理する:新旧制度を正確に理解する
  6. 制度の詳細は変更になる可能性あり:正式発表を確認すること

年収400万円台で「こどもNISAが始まるまで待つ」という選択肢は、実はコストがかかります。今できることを今始めることが、こどもNISA開始後により大きな効果を生む準備になります。

新NISAに積立しながら、子供のための教育資金を別途意識するようにしています。目先の支出に使ってしまわないよう、お金に「役割」を持たせることが長期積立の鍵だと感じています。


本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資の結果を保証するものではありません。投資には元本割れリスクがあります。こどもNISAに関する内容は2026年6月現在の見込みに基づいており、正式施行前のため変更になる可能性があります。最新情報は金融庁・政府の公式発表をご確認ください。

よくある質問

ジュニアNISAを持っている場合、こどもNISAに乗り換えられますか?

ジュニアNISAは2023年末で廃止(新規投資不可)となりましたが、既存の資産は引き続き非課税で保有・運用できます。こどもNISA開始後に既存のジュニアNISAの資産をこどもNISAへ移管できるかどうかは、現時点では未確定です。正式施行後の公式情報を確認してください。

今子供が何歳でも準備を始める意味がありますか?

はい。子供が何歳であっても、まず親の新NISAを始めることに損はありません。子供が15歳の場合でも、こどもNISAに積立てられる期間は3年弱(2027〜17歳まで)あるため、少額でも始める意味があります。

教育費は全額こどもNISAで準備しなくてもいいですか?

はい。教育費の全額をこどもNISAでまかなう必要はありません。奨学金・教育ローン・貯金の活用との組み合わせも選択肢です。年収400万円台では「こどもNISAで一部を非課税で準備し、不足分は他で補う」という設計でも充分です。

今すぐ親名義の新NISAを開設するにはどうすればいいですか?

SBI証券・楽天証券・マネックス証券などのネット証券でオンライン手続きが可能です。最短数日で口座開設できます。詳細は各金融機関の公式サイトをご確認ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資の結果を保証するものではありません。投資には元本割れリスクがあります。こどもNISAに関する内容は2026年6月現在の見込みに基づいており、正式施行前のため変更になる可能性があります。最新情報は金融庁・政府の公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

年収400万円台の会社員が、NISAに回すお金を作るための情報を発信する編集部です。支出改善・副業・転職・資産形成を整理し、生活水準を上げずに自由度を上げるための考え方をまとめています。

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